2023年11月29日(水)に、早稲田大学内にある「国際文学館(村上春樹ライブラリー)」で読書しない読書会が行われました。
今回は、「早稲田大学ICC」と「国際文学館」の共催に協力という形での開催です。
定員を大幅に上回る応募があったとのことで、30名の参加者は抽選で選ばれたとのことです。当日は25名の方が参加し、そのうち留学生の方が15名程度と国際色豊かな形で会は進行しました。
今回の開催レポートでは、協力する形で開催された「読書しない読書会」が、どのように行われたのかを中心にお伝えします。
本を活用した交流などを検討している大学関係者や図書館運営者、その他、本のある施設を運営している方は参考にしてみてください。
※早稲田大学のイベントページは、以下よりアクセスできます。
>“読書しない読書会” 国際文学館(村上春樹ライブラリー)で異文化交流!
早稲田大学で開催された「読書しない読書会」とは?
ブラブラと村上春樹ライブラリーの中を歩きながら、本のタイトルや装丁など、自分が興味を惹かれた本を感性に従って1冊選んでもらいます。
その本のどこを気に入って手にとったのかについてグループでシェアしてみましょう!自分の価値観を再認識し、自分とは違った視点に触れることができることでしょう!
会場となった国際文学館(村上春樹ライブラリー)は、2021年10月にオープンし、世界中の本好きから愛される場所です。
そんな空間をより多くの学生に広め、魅力を感じてもらいたい!というライブラリーの願いを”読書しない読書会”を活用した交流イベントとして開催することになりました。
“読書しない読書会”としては、早稲田大学ICCスタッフへの事前研修と当日の講評という形で協力させていただきました。
読書しない読書会@早稲田大学 国際文学館(村上春樹ライブラリー)の流れ
17:10 オープニング@階段本棚
早稲田大学ICCスタッフよりプログラムの説明が行われました。
17:15~ 館内ツアー
国際文学館(村上春樹ライブラリー)は、著名な建築家 隈研吾 氏によってリノベーションされた建物です。
どのような目的やテーマで作られたのか、また各フロアや普段どのような人が利用しているのかなど国際文学館の職員の方に案内してもらいました。
17:35~ 選書タイム:館内の本棚から読んでみたい本を探す
開催時の村上春樹ライブラリーには、約2,500冊の蔵書があるとのことです。その中から読みたい、気になる本を各自1冊以上選んできてもらいました。
18:00~ 交流タイム:グループに分かれて選んだ本の理由をシェア
6グループに別れ、早稲田大学ICCスタッフのファシリテーターによる進行のもと、なぜその本を選んできたのかの理由をシェアし合いました。
18:35~ エンディング
企画協力をさせていただいた「読書しない読書会」を主催している三田から講評させて頂きました。その後、階段本棚に集まり、集合写真を撮影し、終了となりました。
※早稲田大学ICC(異文化交流センター)の公式instagramにも当日の様子がアップされていますので、合わせて参考にしてください。
協力開催しての感想
各テーブルが笑いや会話が途切れないほど盛り上がっている姿が印象的でした。
特に留学生が多かったこともあり、各国での生活や考え方が反映された選書理由も多く、お互いが新たな視点や考え方を知り、学びや気づきを得ているようなやり取りが観察することができました。
読書しない読書会の開催をご検討の方はお気軽にご相談ください
読書しない読書会は、本に触れるきっかけの提供や本を通じた交流に貢献します。
大学関係者や図書館運営者、その他、本のある施設を運営している方で開催に興味を持った方は、以下お問合せフォームよりお気軽にご相談ください。