「読書しない読書会」開催レポート第54回目

読書会

54回目の読書しない読書会をブックファースト新宿にて開催しました。

3月以降、新型コロナの状況もあり開催を控えていたため今回は約7ヶ月ぶりの開催です。

読書しない読書会は、人数で言えば10名程度の決して大きな会ではありません。

それでもこの期間中に、これまでの参加者の方から
「落ち着いたら開催してください」
「再開を待っています」
と声を多数いただきました。

毎月開催している中では決して頂くことができなかった声だと思っています。またこうした読書会を待っている人がいることは再開に至る大きなきっかけになりました。

参加者の感想をご紹介

久しぶりの読書会、とても楽しかったです!!!!
改めて、1人では味わうことのできない、いい時間だなあとしみじみ思いました。

時間とジャンルを限定して本を選ぶことで、いろんな気づきがあります。さらにみんなでそれを共有することで新たな発見がありました。
自分自身の本を選んだ理由を話す際も、あの場だから自分でも意識していない素直な気持ちを言葉に出せるなあと思いました(自分でも驚きました笑)。

コロナ禍によりオンライン化も進みますが、リアルを続けて欲しい・続けたいコトモノはあり、この読書会はまさに「それ」です!!

来月はまだ行けるかわかりませんが、関東近郊にいる限りお世話になりたいと思います、引き続きよろしくお願いします!

久しぶりの「読書しない読書会」でしたが、心から楽しかったです。なぜこんなに楽しいのかな、と今回考えてみました。自分の頭や心にあるモヤモヤとしたものを、本の助けを借りて言語化できるからなのかもしれません。また、普段行かないコーナーに敢えて行くことで、新たな視点や気づきを得るチャンスか増えるのかも。本を通すことで、絡まっていた思考が一気に整理された感覚です。

また、今回改めて本屋はいいなあと感じました。本のタイトルや帯には、選び抜かれた言葉が並び、本そのものには考え抜かれた装丁が施されてます。本屋では大量に並んでいるそれらを一気に見比べる事ができるから、自分のイメージや思考に引っかかって、「これだ!」と感じるものを発掘できるのかもですね。

これからも、ぜひ続けて参加したいです。ありがとうございました。

普通の読書会とは、一味ちがいます。
今のご時世、オフラインを避けがちですが、この読書会で、オフラインの価値をあらためて実感できました。

ネットのレコメンドでは、出会うことができない体験と喜びを感じられます。

実際、読書しない読書会に参加してから、本屋の使い方が変わりました。

自己実現したいひと、本をたくさん読んでいるけど、いまいち抜け出せない人に、ぜひ参加してほしいです!

開催後記

世界の状況を見る限り新型コロナに関してはまだまだ十分な用心が必要です。ですが、そんな中でも再開に至った理由の一つとして、メンタル面の予防のためもこうした会は開催したほう良いと考えたからです。

2020年は、自宅にいる機会が増え、人との会話が減っている人も多いのではないでしょうか。

ただでさえ外に出る時間が減っている中、冬が近づくにつれ日照時間が減ることでさらにビタミンDが不足しやすくなります。ビタミンDの不足は、健康に影響を与え、心の病にも繋がりかねません。

だからこそ、読書しない読書会を通して、外に出て、陽を浴びて、しっかりと本屋を歩くことで身体を健康に。そして、本を通じて好きなこと、興味のあることを話し合うことでスッキリする時間は、感染予防と同じくらい意味のあるものなのではないかと思っています。

実際に、参加者の皆さんの感想にもある通り、再開してよかったと心から思える時間となりました。だからこそ今後も毎月のペースで開催を続けていく予定です。

もちろん感染状況によっては、急遽、中止にすることもあるでしょう。

それでもこれからは読書会のような「不要不急なこと」が求められる状況へと変わってきているのではないか、そうした問いも忘れずに開催していこうと考えています。

次回は、2020年11月29日(日)です。こちらのレポートを読んで皆さんの参加、お待ちしています。
※申込みは、予約サイトpeatixからも受付しています。