51回目の今回は、読書しない読書会という時間が「好きなことを見つける一歩」になるのでは?と考える機会になりました。
「好きなことをして生きていく」
よく目にする言葉ですので、このような生き方に憧れ、好きなことを探している人も多いのかも知れません。10~15年ぐらい前だと「自分探し」が1つの生き方として流行っていたように思われます。
どちらにせよ、何かしらの理想を探して、いつか出会いたいという生き方はいつの時代もあるように思われます。
理想探しと読書会。一見、関係がないようなことに思われますが、今回以下のような感想をいただきました。
普段親しみのないジャンルの本を目の前に本を選んでいると「限られた時間で自分の興味関心と向き合うこと」「オンラインなどに書かれている他者の評価は気にせず、自分の意思で本を選び買うという決定力と勘」も養えるのかも、と感じました。
この話を聞いて、「好きなことをして生きていく」と考えること自体が周りを意識していることだと思いました。そもそも「好きなこと」は、見つけるというより「自分の中から自然と生まれてくるようなもの」だと思います。
だからこそ「他者の評価を気にしない」で、「自らの意思で選び、行動したこと」に、自分ならではの好きとなるヒントがある。それは「見つける」というより「自らの本音に気づくこと」かもしれません。
「好きなことを見つけたい!」と思っている人ほど、そうした考えを一度忘れて、読書しない読書会に来ると求めていないのに何か気づきがある。そんな時間をご提供できるのではないかなと参加者のお話を、そして、感想を頂いて思いました。
焦らないことも大切
それと、別の方からはこんな感想を頂きました。
今回1番感じたのは、その時の心理状態で本を選ぶ基準(デザイン、タイトルの単語、テーマ)が変わるということです。
リピートいただいた方ならではですが、その時々で意思決定が変わることがあるということ。
もしかしたら「焦らないこと」が一番大切なのかも知れないですね。
次回の読書しない読書会
本を選ぶ理由を考えることを大事にした「読書しない読書会」。
次回は、2020年3月15日(日)に開催します。おかげさまで定員10名は締め切り前に埋まってしまうことが多いため、興味を持っていただいた方はなるべく早くのお申込みをお願いいたします。
開催情報はtwitterでも告知しているので、興味のある方はSNSフォローなどいただけると嬉しいです。
Twitterはこちら
以下では、参加者から頂いた感想にコメントを添えてお伝えさせていただきます。
参加者からの感想と主催者からのコメント
人が本を選ぶときにストーリーがあるんだってことに心が動かされました。本を読んでなくても沢山の人の意見から、発見がありました。
→本の内容よりもストーリーに人は心が動かされることは、実は本以外にも当てはまることかもしれないですよね!是非、またストーリーを話に、そして、楽しみに来てもらえたら嬉しいです。
本の関わるイベントの作り方を考えていて参加しました。
本選びも本の情報共有も楽しかったです。読まない読書会、アリですねー。ありがとうございました。準備ナシで参加できるのがいいです。
→本を読むことの敷居はどうしても高くなってしまいますね。だからこそ準備なしで参加できる気楽さが、この読書会が拡がっていくポイントになればと考えてます。
普段親しみのないジャンルの本を目の前に本を選んでいると「限られた時間で自分の興味関心と向き合うこと」「オンラインなどに書かれている他者の評価は気にせず、自分の意思で本を選び買うという決定力と勘」も養えるのかも、と感じました。
この少しもの足りないと感じる1時間がちょうど良い集中力を発揮するのかもしれません。
今回は新書と文庫のコーナーを見て歩きました。ジャンルが幅広いため、普段一人で本屋さんに行った時の本選びと変わらなくなりそうで、ちょっと焦りました。
最初に手に取ったのは、「専門家が書いていて、スムーズに解決方法がわかり、具体的な例も書かれている」本でした。
もう少し様子を見たくていろいろ回っていたところ、同じテーマで好きな歌手が書いた本が。その本は、私が今悩んでいる問題をもう少し俯瞰してみることが出来そうな内容でした。
普段であれば、前者の本をさっと買って終わっていましたが、1時間という時間設定があったため「もう少し見てみよう」と他の本棚を見ることで、新しい切り口の本との出会いがあったことが嬉しい収穫でした。
また、購入したもう一冊の本。表紙の絵画とタイトルに惹かれてパラっと開いたページに、積読と読書に関する話、それに職業選択のヒントが書かれていました。今回こうやって読書会に参加している中で見つけたページだったため、ピンときて購入しました。今後の読書の参考にもなりそうです。
一番最後に購入したのは癒されそうなイラストがたくさん掲載されているエッセイ。
「自分はこういう雰囲気が好きなんだ」と言うことを確認するために購入を決めました。
何度参加しても、自分に対する新しい発見ができることが楽しいです。他の参加者の方が選んだ本についても面白かったです。
もしその本を、本屋さんで見かけただけだったら、何も興味が湧かなかったかもしれません。ですが参加者の方の選書した理由である、悩みや問題意識を聞くと、その本はとても魅力あるものに感じました。より魅力的な本屋さんのポップを読んで(聴いて?)いるような感覚でしょうか。読んでいない本に対する解釈は、その人の価値観が強く反映されるため、読む前の方が自由な発想の本の紹介ができるのかな、と感じました。
今回は穏やかな雰囲気の会となった印象でしたが、やはりとても楽しかったです!「本選びが辛い」と言う感想も印象的でした!
→魅力的な本屋さんのポップを読んで(聴いて?)いるかのように、その本を欲しくなってしまいますよね。実は本よりもそうしたポップのような楽しさの方を人は求めているのかも知れません。ここマーケティング的に大事。今回もありがとうございました!
今回1番感じたのは、その時の心理状態で本を選ぶ基準(デザイン、タイトルの単語、テーマ)が変わるということです。自身含め、ご参加者の感想を聞いて強く感じました。そして、それを見越してデザイナーさんや編集者さんは本を作っているのだということを初めて知りました。
また、この会に参加するようになってから、読書の習慣と、自分の感性を活かすことができるようになりつつあります。是非継続したいなと思います。今回も素敵な時間をありがとうございました。
→4回連続での参加いただきありがとうございます。またその結果として「読書の習慣と、自分の感性を活かすこと」ができていること主催者冥利に尽きます。感性を活かせることは、周りに流されずに素直にモノゴトを捉えることができることができます。さらなる進化楽しみにしています!
前回も感じたことですが、フランクな雰囲気で色んな本をテーマにお話ができるのが素晴らしいなと思いました。他の分野の仕事をされている方々を会って、自分の視野も広くなったような気はして嬉しかったです。
→私も「他の分野の仕事をされている方々を会って、自分の視野も広くなったような気はして嬉しかったです。」是非、また他の分野の仕事ならではの視点を楽しみにしています!