「読書しない読書会」開催レポート第35回目:楽しさが、楽しさを生む場の面白さ

読書会

35回目の「読書しない読書会」もあまりに楽しく、名残惜しい気持ちで終了。月に一度のこの時間が本当に好きなんだなと感じる会となりました。

それにはいつもとは若干異なる心持ちで当日を迎えていたことが関係しています。それは、「読書しない読書会」をはじめ、「4コマワークショップ」「撮ルンです」などの場を総称してアクティ場と名付けて取り組んでいるのですが、「アクティ場」はどういった場なのか、どういった場を提供していきたいのかモヤモヤしている部分がありました。

どちらかというとそれぞれの企画がどれも毎回楽しいからいいや!みたいな気持ちでいたのも正直なところ。
それが8月中頃にモヤモヤからはっきり見えてくるような時があり、言葉としてまとめることができたのです。

アクティ場:感性を磨き、創造力を養う場

人はだれもが素敵な魅力を持っています。
素敵な魅力を持った各々が刺激を促しあい、
一緒に遊ぶことができたらどれだけ楽しいことでしょう。

人はだれもが未知の可能性を持っています。
未知の可能性をもった各々が触れ合うことで、
刺激をもらいあえたらどれだけ楽しいことでしょう。

感性を磨き、創造力を養う「アクティ場」は、参加する人たちの人となりに触れあうことで新たな学びや気づきを楽しく得ることができます。

楽しさが、楽しさを生む。そんな場を提供していきます。
※公式サイトより:https://actiba.net/

こんなメッセージを作ったものだから勝手にプレッシャーを感じていたというか、そんな心持だったのです。ですが、会がはじまればリピートの皆さんのサポートもあり、いつもどおり楽しんでいましたね。

楽しさが、楽しさが生む場を提供したい

そもそも「読書しない読書会」に参加頂いている方は、感性が豊かな方に参加いただけていると思っています。だからこそ本の購入理由を通して、いろんな経験や考えを通して、多くのことを学ばせてもらってます。今回も哲学から歴史の本などどれも購入理由が楽しく、そこから教育論まで発展した議論は有意義な時間でした。

「やばい日本史」を購入する人がいるなんて最初は思ってもいませんでしたから。

そして、感想を拝見させていただくと「楽しい」「ワクワク」という言葉が目に付きました。

今回2回目でしたが、フロアが理工系ということで、普段全く立ち寄らない場所でした。しかし、興味がない分野の中にも、実は自分が興味を持っていることは共通して存在していて、本というのは分類はしているけれども、知識の材料という面では繋がっているのではないかと思いました。 参加すれば何かしらの本を手に入れることができるので、新しい趣味になりそうです!参加される方々の様々なものの見方を知れて、楽しいです。

この会で良かったのは、本屋さんの一区画をじっくりと1時間周り、その後で「買う」という行為を通じてその1時間の成果を一応物理的な形で手元に残し、さらにその1時間のプロセスを内省してカジュアルにプレゼンする、ということが、とっても和やかな形でできること。同じ釜の飯、の効果なのか、食事を取りながらだと更にまったり、距離も縮まる感じでとっても素晴らしい。素敵なノベルティまであって本当に凄い!

めったに足を踏み入れないコーナーに行くのは緊張しました。 同時に、何か新しい出会いがあるかもしれないというワクワクも感じていました。 ぐるりとコーナーを巡ってみると、自分が興味を示さない/苦手意識を感じているジャンルが分かりました。 今度本屋に行った時は、敢えて近寄ってみようかな、なんて思いました。 ビジネス書のように「読まなきゃ」という気持ちはなく、「面白そう」で本を買う。 こういう気持ち忘れていたなぁ、と気づかされました。

すごくうれしいですね。これからも「読書しない読書会」は、「楽しさが、楽しさを生む」そんな場であるようにいろんな仕掛けやネタを用意してお待ちしています。

そして、初めてこのレポートを読んでくれた方も「読書しない読書会」と聞いてすこしでも楽しそうと思ったのであれば、きっと楽しんでもらえると思います。

次回は、9月17日(祝・月)です。
https://20180917dokusho.peatix.com/view
https://non-reading.com/

3連休およびシルバーウィーク期間中ではありますが、皆様の参加お待ちしています。