今回の「読書しない読書会」では、お申込みの段階で面白いことが起きました。
すでにお申込みをいただいていた男性から、直前になって再度お申込みがありました。
知り合いの分を追加で申し込んだのだろうか、と思いながら「すでにお申込みいただいていますが合っていますか?」というご連絡を差し上げようと思って連絡先を見たところ、名前は一緒で携帯とメアドは異なっていました。
なんと!同性同名の方がお二人申し込まれていたのです。漢字もすべて同じでしたので、とても驚きました。
ということで、当日は、この同性同名のお二方のニックネームを決めるところから始まりました。
そんな26回目は、10名の方が参加してくださり、そのうち5名がリピーターの方でした。1年半振りに参加してくださったリピーターの方もいらっしゃり、この企画を覚えていてくれたことがとっても嬉しかったです。
参加者からの感想
そんなみなさんの、感想の一部をご紹介します!
自分自身あまり読んだことのないエリアで本を探すことで新たな気づきがありました。 気づき
1.自分にはできないこともある。逆に自分のできることを伸ばしていこう
2.建築の写真集を見て、自分がやりたいことはやっていいんだということ また、参加者の方の違う視点の本の選び方もうかがえて面白かったです。
会も、回を追うごとにブラッシュアップされているというのが素敵でした。 また時間が合えばぜひ参加させていただきたいです。
今回もありがとうございました。素敵な本屋さんでした。 実は今朝、別のイベントで朝ヨガに参加して、自身がリラックスモードだった為か プラクティカルな本よりも、小説などに目が向きました。 気づくと穏やかな雰囲気の表紙を選んでいたな、とも思いました。 その日の体調や、どう過ごしたか、によってもインスピレーションが変わるんですね。 またの参加を楽しみにしています。ありがとうございました。
参加された皆さんがそれぞれ、お手元の本を選んだ理由を語る時のイキイキとした様子に、この会の良さが出ているなぁと感じました。 次に参加させていただく時は、そんな皆さんの想いをもっとしっかりとキャッチしたい、と思います。 あと、新年に目標を100個書き出して年末に確認するという話題が出ましたが、帰宅してから早速実行してみましたよ。 またよろしくお願いします、ありがとうございます。
今日は本当に新しい発見がたくさんある1日となりました。まず、普段立ち寄ることのない売り場での様々な本との出会いや、他の人の本を選ぶ際の基準など刺激の連続となりました。これからの読書との向き合い方を根本的に変えることができたと思います。素敵な1日をありがとうございました。
今日は素晴らしい会に参加させて頂きましてありがとうございました。 初めての参加でしたので、何を話せばよいのか少し緊張していましたが、お茶会のような雰囲気でしたので安心してお話しする事が出来ました。 本屋さんで探している瞬間に自分の置かれている状況に気づき、持ち帰った本は電車の中で少し読みましたが今の自分がやるべき事が細かく書かれていたような内容でした。 また、お仕事も違う、住んでいる地域も違う、今まで接点がなかった方々とお話しする機会が仕事以外ではありませんので、普段聞けないお話しだったり意見も聞く事ができて、有意義なお時間でした。 ご飯も美味しかったです。 100回目指して頑張って下さい(^^)/ 今日はお疲れ様でした!
自分のアンテナがどう反応するかをとらえながら本屋をブラつくあたり、メタ認知が高い(といわれる)読書好き達ならではの行為じゃないかなって思います。 ・テーマ本があったり感想述べあう読書会だと、個人的な話が面白い人、聞いていてつらい人といます。しかし、この会は企画上、個人的な話こそ面白い。聞いていてつまらない人がいない。
今回も素敵な読書会をありがとうございます。 複数回参加していますが、継続することで、自分自身の変化に気付く楽しみもあり、開催が毎回楽しみです。 とはいっても、初回参加でも違和感なく参加出来るように企画されているところも好感がもてます。 開催書店も新宿2店舗、池袋1店舗と環境を変えて行われて、それぞれの書店の特徴を感じられるのも面白いと思いますし、想像以上にその影響を受けている自分にも気付きました^^; 次回開催も楽しみにしています。
一番最初の感想でいただいた
「①自分にはできないこともある。逆に自分のできることを伸ばしていこう」
というご意見。
私は「自分にしかできないことを追求しよう」と普段から意識はしているものの、いろんなことをやってみたいという願望もあるため、この意見は、今の自分を客観的に振り返るきっかけになりました。
また、2番目の読書会の前にヨガに参加してきたという方。
自分のコンディションによって気分も変わり、結果、選ぶ本にも変化が表れるというのは面白い視点だと思いますし、その点に気づかれるあたりリピーターならではのご意見だと嬉しくなりました。
後日談になりますが、「常に「よい状態」でいること。もしかしたらこれがいちばん大事なのかもしれないですね」と話をしていまして、そんな悟りのようなことまで読書しない読書会は教えてくれるのかと自画自賛してしまいました。
私が選んだ3冊をご紹介!
今回は、ブックファースト新宿のビジネス・経済学・社会学のフロアを回ることになりました。
フロアの端っこのエリアにいくと、キーワードとして関心をもっていた「地政学」のテーマを発見。今年は海外への意識が強くなっている1年でもあることからそこから2冊。またビジネス書のエリアからも一冊選ぶことになりました。
増補改訂版 最新世界情勢地図
地政学の入門書(らしい)。
ビジュアルを見て、国同士の関係性が面白く書かれていそうだと思いました。
私たちは普段、世界を見る時、例えば日本人であれば無意識に「日本から見た世界」という視点で世界を見ているのではないでしょうか。しかし、この本では「中国から見た◯◯」、「アメリカから見た◯◯」というようにページごとに主語になる国が異なっており、日本から見ている他国とはまた違った視点が得られます。
私は、日本企業の海外進出を支援している会社の支援をさせて頂いているのですが、そのお仕事を進めていく際にも、日本からの視点だけで世界情勢を理解するのではなく、もっとフラットに世界を理解したいという思いで購入しました。
世界は感情で動く:行動経済学からみる脳のトラップ
「感情で動く」というキーワード、さらにベストセラーになっている本、ということで手に取ってみました。
私は、物事をロジカルに考えるのが得意ですが、ここ数年思っているのは直感の方が正しく、重視されることが多いのではないかと思う機会が多く、興味を持ちました。本の内容とは関係なさそうでしたが、「直感・違和感を大事にする。」そんなことを再認識するきっかけにと購入しました。
私たちはみなメイカーだ ―メイカーが変革する教育、仕事、社会、そして自分自身
これまで職人や大企業でしか作ることができないような商品が、3Dプリンターや手軽なオープンソースハードウェアを用いることで個人であっても企業と同じようなものを作ることが可能になり、それが個人でも売れる時代へと変化しています。そのような潮流に参加する個人を「メイカー」と呼ばれています。
私自身、関心を強く持っていて、メイカーが集まるイベント:メイカーズフェアに何度か足を運んで楽しい経験をしたこともあります。これまでにもメイカーズフェアやメイカーズ関連の本を読んだことはありましたが、ものづくりに寄せた内容が多い印象でした。しかし、この本は、メイカー自身のマインド面や社会への影響面にフォーカスしていることが購入の決め手になりました。
私が主催している別のイベント「4コマプレゼン会」では、「よき生産者になろう」ということを参加者のみなさんに伝えています。それはよい生産者になることが、人生(毎日)を楽しむことにつながるのではないかと考えているためです。
このイベントの参考になりそうな1冊でもあり、読むのが楽しみです。
第26回を振り返ってー今後の課題
今回の読書会を振り返る中で、読書会の運営に関して2つの課題が出てきました。
まず、一つ目の課題は「参加者人数の問題」です。
今回、締切後に3組の方々から参加できないか、という問い合わせをいただきました。いつも1組くらいは問い合せをいただくのですが、今回は3組もいらっしゃいました。他にも参加したいと思ってくれていても、参加できていない人がいるのかもしれない、と思っています。
とはいえ、10人までという定員にも理由はあり、これ以上増やすと参加者同士の距離感や時間も間延びしてしまうと思っているので増やしたくても増やしたくないのが本音。始めた当初はこのような嬉しい悩みを抱えるとは思ってもいなかったので、よい解決策はまだまだ考えきれていませんが、今後の課題として取り組んでいこうと思っています。
二つ目の課題は、「参加者同士がコミュニケーションできる時間を作るかどうか」という点です。
今回、同じようなテーマの本を選んだ人がおり、その人たち同士で個別に話ができればもっと議論が深まり、楽しいと感じてもらえるのかもしれないと思いました。同じような興味を持った人がいると嬉しいですし、そこから親しくなれるかもしれません。今後、参加者同士のコミュニケーションについても検討していこうと思います。
次回の読書しない読書会は、11月5日(日)に紀伊國屋書店 新宿本店で開催します。
たくさんのご参加、お待ちしています!