驚きづくしの第22回 読書しない読書会

読書しない読書会
第22回の読書しない読書会は、たくさんの驚きがありました。

最初の驚き

開催日前日に参加希望のお電話をいただいたこと。これまで申込みはPeatix経由だけだったので、まさか自社サイトをみてお電話を頂けるとはまだまだ思ってはいなかったのです。満席でキャンセル待ち状態だったのですが、お電話のタイミングが良くて参加いただくことになり、

当日の驚き その1

当日は、参加者の6割が女性で驚きました。女性が多い会は久しぶりだったのです。

そして、女性の参加者のお一人が、選んだ本がこれ。

独裁者のためのハンドブック

これまた、ビックリ!

勝手ながら、独裁者という言葉が、まったく結びつかない方だとおもっていたのでので、思わず、「独裁者になりたいんですか?」と聞いてしまいました。

こういう、ギャップというか、今までにない観点に出会うのは、とても楽しいです。

当日の驚き その2

そして、もう一つ驚いたのは、初めて参加した方の行動力です。

▼くじで当たった「実用書」コーナーに行く
▼そこに並ぶ本を見て、山に登りたいと考えていたことを思い出す
▼でも、いきなり山に登るのは難しいと思う
▼では、壁を登ろう!とボルダリングの本を手に取る

PEAKS特別編集 最新版 インドアボルダリングBOOK

▼ボルダリングをしたら、筋肉痛になりそうだから、筋トレも必要だ!
▼筋トレの本を購入

筋トレライフバランス マッチョ社長が教える完全無欠の時間管理術

▼読書しない読書会後に、近場で運動用の服を購入し、そのままボルダリングへ!

読書しない読書会は、普段いかないコーナーに行くことによって、忘れていることを意識化することができるのかもしれません。

「今までやりたかったけど、やれなかった行動」を促すきっかけになったのは、本当に嬉しいです。しかも、すぐに行動に移していたので、驚きました。

話したくて仕方がない自分に気付く

今回、参加してくださった方に参加の動機をお伺いしたら、

「よくある読書会とは違うから」

「普段は買わない本を買いたいと思ったから」

という声が印象として残っています。

この会は、読書会なのに、読書をしません。

「読書会」や「読書しない」こと自体は目新しいことではないですが、この組み合わせを新しく感じていただけるのだと思います。

そして、出会った本をきっかけに、思ったことを参加者同士が自由にシェアする場も、他にはないことかもしれません。この会では、書籍という媒介を通して参加者のそれぞれの独自の観点・視点のお話が聞けるので、自然とお話が聞きたい気持ちになります。そしてみんなが真剣に話を聞いてくれるので、ついつい自分が思っていることを話してしまっている。そんな瞬間を毎回感じます。

素直な自分を取り戻し、これまで止めていた行動を一歩踏み出す、そんな場になったら嬉しいです。

私が選んだ書籍(の理由)を今回もご紹介

今回、私が向かったのは、3Fの文芸・文庫・新書コーナーでした。

一通り歩き回っても、興味を惹くような本に出会うことはありませんでした。特に新書や文庫は、タイトルも目に入ってこない感じでした。あまりない感覚ではありましたが、「本を読みたくない」という感情があったのは事実です。

最近時間が足りないと思いながら、何かを創作することが多かったので、その反動なのかもしれません。
そんな中、何のコーナーだったか忘れましたが、平積みされた中で見付けたのがこの本。

〆切本

〆切という言葉は、不思議なほど強制力のある単語だと常々思っていました。〆切があると私は不思議なほど頑張ります。というか、〆切がないといつまでも頑張らない。いや、頑張っていない気がしてしまう。

実際、〆切は多くのケースでポジティブに活用できています。〆切があると、〆切まで必死にやり、出来上がったものに後悔することがあっても、それがその時の実力だったと思い、次に進むことができます。逆に、〆切がないと区切りをつけられず、悩みすぎてしまうこともあります。ぼんやりとした形にしかならなかったり…。

そして、まさにこの日も、私の頭のどこかに〆切というキーワードがあったんだと思います。だから、この本を手に取った。

この本は〆切にまつわる作家のエピソードが書かれています。その中には必死に言い訳をしていたり、〆切までに書けないことを謝罪する内容を入稿している作家もいて、面白いです。

私は、言い訳はきちんとしたほうがよいと思っています。正確には、言い訳と言う名の原因を振り返って、事実として報告したほうが良いと思っています。言い訳するな!って言われちゃう状況が多いので、中々聞けない〆切にまつわる話は、楽しめそうだと思いました。

しかも、〆切に関して科学的に研究しているコーナーもあり、「本を読みたくない」という状況の私でも楽しく読めそうな本だと思いました。

そして、もう1冊は、こちら。

こだわりのブックカバーとしおりの本

読書しない読書会を長く続けてきて、更に最近、読書しない読書会のロゴを作ったこともあり、この会への愛着が増しています。

そんな中、何かロゴを使ったグッズを作れないかなと考えていて、読書だけに「しおり」を作ろうと思っていたところに、まさにピンポイントでこの本が現れました。ここ1ヶ月ほど気になるしおりを集めていたので、このようにまとまっている本は助かるので早速購入。さて、次回の開催前には出来上がっているだろうか、、、

「〆切」を設けなくては。。。

最後の驚き

今回、最後の驚きは、次回、第23回 読書しない読書会に、すでに申し込んでくださった方がいることです。三連休ということを確認せずにスケジュールをしてしまい、参加者がいないかもしれないと心配していたので、びっくりしました。

今回は、私がいろいろ驚いた会でしたが、次回は参加者の方にちょっとしたサプライズ をお届けしたいと考えています。みなさんの参加をお待ちしています!

次回は7月16日(日):第23回 読書しない読書会@ブックファースト新宿店

申込みはこちらから

第22回 参加者の皆様からのメッセージ

本日はありがとうございました。

馴染みのないコーナーで、
1時間の制約で選ぶ。
つまり直感で選んだ本だなぁと。
今の自分のなんとなく気になるが詰まっているもの。
これから読むのが楽しみです。

今日、皆さんとお話して、誰かのオススメを聞いたときには、なぜその本が好きなのかを聞いてから借りようと思いました。
理由を聞いたら、自分が気がつかなかった面白さがストンと落ちてきました。

また、ぜひ参加させて頂けたら嬉しいです。
ありがとうございました。

今回、読書会の参加は初めてでしたが、ユニークな企画に興味を持って参加しました。本屋の普段行かないコーナーに行って、本を手に取ることで、普段味わえない新鮮な気づきや発見がありました。ただ本を選ぶだけでなく、本を選ぶ前と本を選んで感じたことをシェアする場があることによって、参加者の方々の気づきに学ぶことも多く、楽しい時間を過ごさせていただきました。

初めての参加でしたが、本を共通項に初対面のみなさんと楽しく会を過ごすことができました。
普段訪れない本屋、そして馴染みの薄いコーナーで本を選ぶことが新鮮で様々な本と出会うことができて楽しかったです。
そして、ランチを食べながら本を見せ合い、選んだ理由を話し合うのが普段の生活にはないことで興味深かったです。実際に、他の方選んだ本をその後購入させていただきました。
楽しい時間をありがとうございました。

今まで参加した「読書会」で一番楽しかったです。あんまり読んでないのに(^^)

せっかく出会った本なのでじっくり読んでみたいと思います。次回ブックファースト新宿も参加したいです(ブックファーストは2年ぶり)

ちなみにボルダリングは力任せの奇跡の6級!でも1時間コースの後半は腕パンパンで1mも登れず(*_*)
ヘトヘトで帰宅しましたが充実した一日でした。

おかげさまで今日も、素敵な本たちと出会えたり、多様なバックグラウンドをお持ちの本好きな皆さんのお話を聞けたりと、よい一日でした。
早速、2冊交互に読み始めています。

この会では、本屋で本を眺めるという行為を通じて自分の心の声をよく聞きたいと思っていますが、いいかっこしいの自分からの脱却って難しいですね。

7月は残念ながら不参加となりそうですがまたの機会にお会いできますことを楽しみにしております。

楽しかったです。
普段読まない分野から本を選ぶのは、新しい自分の発見かなと思います。
購入した本を読むのが楽しみです。